ワタクシは日ごろの買い物などでは赤い小振りのトートバックを使用しています。 大体入っているものは財布とカード入れとハンドタオル等、そんなもんです。 先日小猿と一緒に買い物に行きまして、店の駐車場に停車したとたん、 いやな予感がしてバッグを見ると財布がありませんでした('A`) どうやら昨夜の新聞代の集金の際、バッグから出して棚の上に置きっ放しのようです。 行きのガス代が勿体無い。徒労に終わったか・・とガッカリしながらUターン。 「お母さん、なんで帰るの?買い物は?」 「・・・・」 「なんでー?何で帰るのー!」 「財布忘れたんだよ!取りに帰るんだよ!」 ワタクシも半ばキレ気味です。すると小猿は不満そうな顔をしてワタクシに罵声を浴びせました。
「なーんだよ!お母さんはサザエさんみたいにさぁ!!(#゚д゚) 」
・・・・サザエさんですか?こんな時に比喩かよ!それもサザエさんかよ!ヽ(`Д´)ノ
少しずつ知恵も付いている・・・のかもしれません。
ところで、子供時代に定番の親の決め台詞怒号編で、非常に既出なフレーズ。 子供の「○○ちゃんちはこうしてる」「○○ちゃんは持ってる。(だから自分も欲しい)」 こんなケースは凄く多いのですが、これに対する親の切り返しとして、 「それなら○○ちゃんの家の子になりなさい!」 「じゃあ○○ちゃんが死んだらアンタも死ぬのか?」 ここらが常套句であり、非常に何処のお宅でもありがちなのですが、 ワタクシは前者の「○○ちゃんの家の〜」と言うフレーズは子供時、聴いた記憶がありません。 その代わり、怒られる際、後者のフレーズをたまにバーチャンに言われていたのですが、 ちょっとだけアレンジしてあったらしく、台詞が微妙に違いました。
「○○ちゃんがウ○コ食べたら、アンタも食べるのか!」
お食事中の方はスミマセン(;´Д`)
しかしこの言葉はオリジナルよりも更に恐怖を感じさせました。 大体の場合、「〜死んだら」と言われても、子供の想像力では 今ひとつ死に対しての概念というか、そんなものがピンと来ず、非日常的です。 逆に「ウ○コ」は生活している以上、子供にとってもリアリティーに満ちています。 ワタクシはこれを言われると当時グウの音も出ず、おとなしくなった物です。
それから数十年後、小猿が全く同じ様な事柄で怒られる場面がありました。 そこでとっさにワタクシの口をついて出たフレーズは・・・・ オリジナルでなく、バーチャンアレンジバージョンでした・・・・・orz
言われた小猿はと言うと、やはり頭の中で想像しやすい事だったらしく、 神妙な顔つきで黙って首を横に振るばかりでした。
常々相方より、「お前の育ってきた環境とか、実家の方針とか、家紋とか、 普通じゃねーよ!ちょっと変わってる。ってか、変わりすぎ!」 みたいな事をたまに言われますが、これもその一例でしょう。
で、これを聞いて育った小猿も自分が親になった時に このアレンジバージョンを駆使する、と。こうしてイラン物も代々受け継がれて行くのです('A`)
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